稀勢の里横綱へ
ようやく稀勢の里が、初優勝を土産に横綱に昇進することが、ほぼ決まりました。
久方ぶりに日本人横綱の誕生です。
今日の優勝インタビューには、思わず泣けました。今まで12回も準優勝の成績を
挙げてきたものの、あと一歩のところで、いつも優勝がするりと逃げていったことを
何度見てきたことでしょう。
肝心の勝負所で、いつも負けてしまうことに世間から厳しい目が向けられていたと
思います。
普通なら、心が折れて勝負への執着心も沸かず、万年大関の地位に甘んじていた
のではないでしょうか。
人間辛抱し、腐らず努力を続けていくと、いつか結果として報われるものだということが、
これだけの感動を生んだのです。
今まで横綱になってきた力士は、チャンスをものにして、一気に駆け上がってきた力士
ばかりですから、余計に味わい深いものがあります。
来場所からは、新横綱誕生とともに、若手力士の活躍で、大相撲が盛り上がっていくのが
目に見えるようです。
今年は相撲界に留まらず、どんな業界も大きな変革の年になりそうな予感がするのは
私だけでしょうか。