白鵬の物言い
白鵬が今年の初場所で、稀勢の里と取り直しの一番になったことについて、
異議を唱えたことに対し、物議をかもしています。
「あの一番は、子供でも分かる」という、審判部に対する痛烈な批判でした。
本人は、一生懸命真剣に相撲に取り組んでいるのだから、しっかり見てくれ、という
気持ちだったのでしょう。
この一番は、私は見ていなかったのでわからないのですが、本人が全勝優勝している
にもかかわらず、初場所が終了して数日たった時期に、審判に物言うことは、どうなのでしょう。
確かに審判も人間ですから過ちもあるかもしれません。それを言うなら、直接審判部長に
言うべきだったのではないでしょうか。
双葉山は69連勝で連勝が途切れたときに、「われ未だ木鶏足りえず」と言ったそうです。
白鵬が尊敬する大鵬は、対戸田戦で45連勝がストップしてしまいました。
このときは世紀の誤算と言われ、本当は大鵬が明らかに勝っていたのが、ビデオでも
判明していたのです。ですが大鵬は、全くこの勝負のことに反論すらしていません。
白鵬は、モンゴル人であることを誇りにし、かつ日本人であろうと努力している立派な
大横綱であることは、誰もが認めています。しかし、まだ名横綱には到達していないのかもしれません。
新聞の芸能週刊誌の見出しで、「白鵬、3月の春場所で引退」というものを見かけました。
まさかそういうことはないとは思うのですが、ちょっと気になるところではあります。