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消費税率アップ

 いよいよ、消費税の税率が現在の8%から、2017年4月より10%にアップすることが

決定しました。

 いつの間に決まったの?という感じですが、今回は景気の動向を見ながら判断決定する

というのではなく、本決まりです。

 もうあと2年もありません。この消費税は、本来は売り上げたときに預かった消費税から、

各種の原価や経費の支出時に支払った消費税を差し引いた額を、納税するものです。

 ですから、商品を販売した時やサービスを提供したときに預かった消費税は、自由に使える

金額ではないのです。

 この消費税を手元にあるからと使ってしまうと、決算申告時に納付するときにキャッシュが

足りなくなることは、十分予想できることです。そうならないようにするためには、

預金として毎月、別に積立しておくことが望まれます。

 また、消費税の税率アップに応じた売上代金を回収できなければ、例えば、税率アップしたに

もかかわらず、税込み価格が同じであると、自社が税率アップした分を負担しなければならない

ことになります。これまた資金繰りに影響します。

 消費税率アップは、今の内から対策を講じておく必要があります。

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