skip to Main Content

横浜・神奈川で税務・相続・贈与・譲渡・会社設立の

ご相談は、ベイヒルズ税理士法人へ。

時代物文庫

 書店に行くと文庫本コーナーでは、時代物がいくつも平置きになっています。

私は時代物が好きですので、ついつい手に取って見てしまいます。

 それにしてもシリーズ物が多いのに驚きます。一旦そのシリーズに入ってしまうと、

次の刊行が待ち遠しくなり、のめり込んでしまいます。

 ところで一体全体、時代物が多すぎます。どうも安易な本も多いような気がします。

そこで、今では『居眠り磐音 江戸双紙』と『はぐれ長屋の用心棒』の2つにとどめることに

しています。

 時代物は、なんといっても池波正太郎でしょう。『剣客商売』も『鬼平』も人生を味わわせる、

娯楽を超えたものがあります。

 藤沢周平もいいです。初期のころは、読んでいても暗くて辛いものが多かったのですが、

晩年になるにつれて、一抹のほろ苦さと共に、これからの明るさと希望を謳い、読後の

さわやかさがあります。

 最近注目しているのが、葉室麟です。名前の通り、「凛として生きる」をすべての本の

中心テーマにしている気がします。

 資料を丹念に調べ上げ、独自の価値観で書き上げていますが、文体が固い面があります。

これからどのように変化していくのか興味があり、期待しています。

 時代物は、その時代にタイムスリップして、あたかも一人の人間として生きているという

醍醐味を味わうことができます。人間は現実から離れ、空想を楽しむことも人生の一つ

なのかもしれません。

時代物文庫時代物文庫

Back To Top