今年最後の九州場所が始まりました。今場所は横綱が３人とも出場しますので、

充実した場所になりそうです。

　初日最後の取組で、嘉風が鶴竜を破った一番は、あっという間の一瞬の勝負でしたが、

とても見どころがありました。嘉風のあんな小さい体で鶴竜に、よくもまあ３連勝できた

ものです。

　ここ３場所の嘉風は、番付が下から這い上がってきたとはいえ、３３勝しているのです。

一場所平均で１１勝です。これは大関昇進の目安と同じです。

　嘉風は、「力を出し切って楽しみたい」ということを言っていましたが、勝負を見てみますと、

身体と気持ちが一致しています。そしてそれが即動きと一致しているのです。

　俗にいう心技体というのでしょうか。嘉風はそういう段階に達しているのだという気がします。

これからの活躍が見ものです。

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