創業記念日
私が税理士事務所を創業した日は、1988年7月1日でした。4年前の税理士法人への組織替えを経て、30年目に突入しました。
30年というのは大きな節目です。だいたい1代の時代が終わり、次の時代に入る
頃合いです。事業の承継という大きなテーマを抱えることになるわけです。
当税理士法人も、法人化したということは、私の代だけで終わるというのではなく、
次の時代に向けて次の30年を歩み出したことになります。
そういうわけですので、組織作りや人材の登用の面でも、新しい役務サービスの提供や、
ITクラウドを活用したサービス形態の取組など、次代のビジネスモデル作りに取り組んでいます。
また、人事制度においても、社員の成長を支援することで、結果として業績向上を通して
社員の待遇改善への取り組みも始めました。
7月3日の創業記念日を兼ての月例会議では、こうしたことを書面にて全社員に発表しました。
社員にとっては、新しい取組みに戸惑いを覚えるかもしれませんが、こうしたことにチャレンジして
結果を出していかなければ、明日は開けていかないのです。
私の代で終わりなら、こうしたことにチャレンジはする必要はありません。昔はよかったなあ、
と済ませられますが、事務所の将来と社員の今後を考えるなら、やるべきことは明確です。
そのためには、私一人だけでは何ともしようがありません。同じ価値観を共有する社員の全員で
新しい事務所を創り上げる、いわば第2創業を成功させるということになります。