代表ブログ「芥川賞受賞」
今年の芥川賞は、女性の高瀬隼子さんに決まりました。
高瀬さんは、昨年度も芥川賞候補にノミネートされ、今回2回目で見事受賞されました。
この芥川賞の発表から1週間ほど前に、愛媛の私の出身校から同窓会紙が送られてきました。
年1回から2回発行されるもので、今回は「同窓会生紹介」ページでなんと高瀬さんが紹介されていたのでした。
この中で、高瀬さんのプロフィールで、令和3年「水たまりで息をする」で第165回芥川賞候補となる旨の記載がありました。
私は、この同窓会紙を読んだときに、小説家として頑張っているんだなという軽い気持ちでした。
題も「小説家になりました」というものでしたから。
ところが芥川賞の発表を朝の新聞記事で見たときに、「あれ?なんか聞いたことのある名前だな」と思い、すぐ同窓会紙を広げたとき、なんと同じ名前だったのです。
これには感激しました。高校の後輩が純文学の最高峰で見事受賞の栄誉に輝いたのですから。
おそらく高校ではてんやわんやでしょう。なにかイベントがあるかもしれません。
ちなみに高瀬隼子の名前は本人が言っていましたが、ペンネームです。立命館大学を卒業し、ずっと都内で教育関係の仕事に従事し、現在に至っています。
小学生のころからコンクールなどに応募をしていて、小説家になることを夢見ていたとのことです。
落選を繰り返し、芽が出なかった時代を乗り越えての受賞ですから、嬉しさもさぞのことでしょう。
本当におめでとうと言いたいですね。