代表ブログ「SDGs見学」
先日、横浜市の大船にある佐藤造園(株)さんを、コンサル会社のSDGs研修の一環として見学に訪れました。
大船駅からタクシーに分乗して着いたときに、いやな予感がしました。広いガレージ兼倉庫に、丸テーブルと椅子を並べかけていました。
まさか、こんな寒いところで研修はないよなと、希望的観測でいたのですが、そのまさかでした。
入り口の5メートルはあるシャッターは開けられたまま、暖房機もなく外から風は吹くはでほとんど外の日陰状態でした。
(後から石油ストーブが1台置かれましたが、中が寒すぎてほとんど効果が感じられませんでした)
参加者はコートを着たままで、風邪をひくのではないかと思うほどでしたが、佐藤社長の熱血と話の面白さで、いつの間にか寒さに慣れてきました。
佐藤造園さんは従業員15人ほどの会社ですが、横浜市だけでなく神奈川県ではSDGsの実践企業として著名であり、国や県・市の様々な賞や認定を受けている模範的企業です。
話の中で、感銘を受けたことは、「ついでに、無理なく、達成感」というお話でした。
本業のついでに、あまり時間とお金をかけずに、どうせやるならしっかりと取り組むんだよという説明が、中小企業のSDGsへの取組に納得感のあるものでした。
また「1人ひとりが地域の先生」として、社員が地域で自分の専門性を生かして知識や技術を教えてあげることも十分頷けられるものでした。
研修が終わって日の当たる外に出たとき、暖かさにほっとしたのは、私だけではありませんでした。
寒さを共有しましたが、久しぶりにいい研修でした。