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上場に見る成長企業

2018年に新規上場した企業は90社ありました。そのうち営業利益が2億円以下が42社でした。

ということは、全体の47%が営業利益2億円以下ということです。

さらに営業利益5千万円以下が17社もあることから、決して規模の大きい企業が上場する

というわけではないことがわかります。なお、23社がマザーズでの上場でした。

では、上場している企業には、どういう特徴があるのでしょうか。まず、AIやIT、ドローンなど

市場が大きく伸びているマーケットを対象としていることです。

次に、自社独自の差別化した強みがあり、ストック型などの収益の安定したビジネスモデルが

あるかどうかがポイントになります。さらに、中長期にわたる成長ストーリーが明確になっているか

が問われることになります。

また上場にこぎつけるわけですので、予算管理、労務管理、コンプライアンスなどの体制の整備などの

基本条件を満たす必要があります。

なお赤字上場も8社あることから、株主や機関投資家が納得する高い成長性を有した設計が

できているかが重要な点となります。

こう見ると、上場は雲の上の存在ではなく、身近に考えることができるものだと思われます。

既存事業に付加価値を付けた成長性のあるストーリーを描くことができれば、可能性が

出てくることになります。

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