ペルソナ
ドラッカー合宿で耳慣れない言葉で、ペルソナというものがありました。
ペルソナとは、象徴的な顧客像のことを指し、商品のセールスポイントの価値を認めて
買ってくれる理想的な人物像、会社像を意味するということです。
ペルソナは、personaという綴りだと思いましたし、personalと通ずるものだと
想像がつきます。
そこで調べてみると、もともとはラテン語のぺルソナに由来し、本来は劇などで使用された
仮面を意味していたのが、次第に変化して俳優の演じる役割を意味するようになり、ついには、
はっきりした個人的特質、及びそれを持った人の意になった、ということがわかりました。
これをマーケティングの観点から捉えると、ターゲットとすべき顧客の人物像、会社像を
具体的に明らかにすることにより、イメージ化しやすくなりますので、商品づくりや販売促進を
より明確に進めることが出来ます。
考えてみますと、これは競合との差別化をはっきりと打ち出すことになるわけです。
世間に数多ある商品の中から、なぜ当社の商品を選んでくれるかというと、顧客が
当社の商品の優位性を認めてくれたからこそ、購入してくれたわけです。
だからこそ顧客を特定することが大変重要だということになります。
当社はあれも出来ます、これも出来ますというのは、結局のところあれもこれも中途半端という
ことを意味します。
大企業ではないのですから、中小企業はすべての顧客を対象にするのではなく、顧客を特定化
することの重要性に気がついた次第です。
こういうことを、ドラッカーが言っていたのですから、すごいことです。私自身、もう一度
ドラッカーの本を読み直ししていきたいと思っているところです。
ペルソナペルソナ