コンビニの営業時間
コンビニと言えば、24時間年中無休の代名詞と言っていいほどです。しかし、最近24時間営業に
転機が訪れています。
最近の人手不足や、一方では働き方改革の流れの中で、深夜営業は立ち行かなく恐れが出ています。
フランチャイズ本部では、今まで通り維持することを原則としていますが、オーナー側では、
見直しを要求しているのが最近の状況です。
現実に見てみますと、「コンビニを開業すると、一度は体を壊す」と、現に話をしてくれたオーナーの
方がいました。
夜間にバイトが集まらないと、オーナーなり、オーナーの奥さんや家族が現場に出なければなりません。
無理を重ねることで、体調に不調をきたすことになりかねないからです。
コンビニの本部のロイヤリティは、かなりの額になります。粗利の30~40%のものになりますから、
差し引きした粗利額から、人件費やその他諸経費を引くと、オーナーの手元に残るのは、決して
多くにはなりません。
確かに本部のネームバリューと運営力に則って、利益を稼ぐことができるわけですので、
このビジネスモデルは、魅力ではあります。しかし、オーナーの体を張った努力なり、
(犠牲と言っては大袈裟ですが)貢献で成り立っているものです。
本部が一人勝ちするのではなく、ロイヤリティ率を下げるなり、営業時間を短縮することで
両者がウィン・ウインの関係になることを期待する次第です。そうでないと、コンビニの将来が
成り立たない恐れは十分にあると考えらえます。