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経営通信2025年2月号「人手不足解消に効果アリ!?『リファラル採用』の特徴と注意点」

人手不足解消に効果アリ!?『リファラル採用』の特徴と注意点

社員等に知人を紹介してもらう採用手法!「縁故採用」との違いは?

中小企業でも比較的取り組みやすい新たな採用手法として注目され始めているのが「リファラル採用」です。リファラルとは「推薦」「紹介」 という意味で、社員等に知人・友人を紹介してもらい、入社につなげるというもの。「縁故採用」と似ていますが、リファラル採用と縁故採用では、「対象人材」「採用されないこともある」「会社の制度として整っているかどうか」という点で、相違が見られます(図表)。

直接アプローチできるリファラル採用は中小企業こそ、試す価値あり!

リファラル採用の最大の特徴は、対象となる人材に直接アプローチができる点です。そのメリットは以下のとおりです。

◆「リファラル採用」のメリット
▪ 大企業や同業他社等との競合を避けられる
▪ 採用にかかるコストを削減できる
▪ 転職活動はしていないが、潜在的に転職を考えている人材にアプローチできる
▪ 経営理念や社長の考え方に合致する人材を採用できる
▪ 幹部社員だけでなく、一般社員も経営者の目線で採用に関われる など

一方で、リファラル採用には次のようなデメリットもあるため、導入する際には注意が必要です。

◆「リファラル採用」のデメリット
▪ 候補者が別の会社で働いている場合、入社までに時間がかかる場合が多い
▪ 選考の結果不採用とした場合、紹介した社員への説明などのフォローが求められる
▪ 紹介した社員との関係によって、入社後の配置などに配慮が必要な場合がある
▪ 紹介した社員が退職した場合、リファラル採用で入社した社員も一緒に退職してしまうおそれがある など

進め方の一例として、次のようなステップが考えられます。
STEP1 リファラル採用についての社内方針・制度の内容を固める
STEP2 会社の魅力をわかりやすく伝えられる資料(アピールブック等)を作成する
STEP3 制度ができたら社内に周知し、紹介があった候補者をリスト化する
STEP4 会食や会社訪問などを通じ、候補者に会社の魅力を伝える
STEP5 その会社の通常の選考過程を踏んだ上で、採用の可否を決定する

採用の仕組みを整えることはもちろん、今働いている社員に対する、待遇面の改善等にもきちんと取り組みましょう。

出典:TKC事務所通信

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