経営通信2023年6月号「中小企業のSDGs推進に関する実態調査(2023年)」
中小企業のSDGs推進に関する実態調査(2023年)
調査結果の要約
(1) SDGs の認知度及び理解度について
SDGs の認知度は、約9割と非常に高い割合を示した。特に、5人以下、6~20 人 の規模の小さな企業と201〜300人の層で拡大している。また、理解度は41%で前回調査を2ポイント上回った。業種別では概ね全ての業種で理解度が上昇している。
(2) SDGsの取組状況について
「現在すでに取り組んでいる」「現在は取り組んでいないが、今後は取り組んでいく予定」と回答した SDGs に積極的な企業の割合は34%で、前回調査を3ポイント上回った。一方、「現在は取り組んでおらず、今後も取り組んでいく予定はない」は29%と前回調査とほぼ変わっていない。
(3) SDGs の取組みに係る進捗状況について
「SDGs に対する理解を進めている段階」が40%で最も多く、次いで「自社で取り組む優先課題を検討・決定している段階」(26%)で続いている。
(4) SDGs の目標(ゴール)に対する意識について
事業活動を進めるうえで SDGs の目標(ゴール)を「意識している」(19%)と「やや意識している」(49%)で約7割を占めた。
(5) SDGs 導入に関する目的や意義について
SDGs を経営に取り入れる目的や意義は、「企業の社会的責任」が50%で最も高く、次いで「企業イメージの向上」(32%)、「従業員のモチベーションの向上」(30%)の順で続いている。
(6) SDGs の取組みに向けた課題について
SDGs の取組みに向けた課題は、「SDGs に取り組んでいないので、わからない」(23%) を除くと、「取り組むことによるメリットがわからない」(19%)、「何から取り組めばよいのかわからない」(19%)、「特に課題はない・わからない」(17%)の順で続いている。
SDGsの取組状況(2023年)
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【申込方法】下記のQRコード・URL・FAXでお申し込みください
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出典:TKC事務所通信