FP通信2022年6月号「2022年値上げラッシュの乗り越え方 」
2022年値上げラッシュの乗り越え方
値上げのニュース
コロナ禍、ウクライナ侵攻、原材料価格高騰、エネルギー価格高騰、急激な円安の影響など、原因は様々ありますが、身の回りのものがすごい勢いで料金改定されています。
値上げの品目は1万5千点以上
電気料金・ガス料金・首都高速の通行料金・75歳以上の高齢者の医療費・火災保険の10年契約の廃止・金融機関のATM手数料の改定、新規口座の通帳の有料化・食料品や日用品の値上げは連日のニュースでご存じの方も多いでしょう。
家計の見直し
このような状況を乗り切るために家計の見直しをしましょう。とはいうものの、できることなら、あまり我慢はしないで今までと同じ生活ができたら理想です。
食費などの節約は、買い物の都度我慢を強いられストレスが大きいわりに効果が小さいので、後回しにしましょう。
まずは固定費から
固定費(住宅ローン・保険・携帯電話など)は一度見直しをすれば効果が持続するので最初に手を付けるのがポイントです。生活スタイルを変えずに節約の効果がでます。
住宅ローンの見直し
家計の中でも大きな割合を占めるので節約効果が大きいです。「返済年数が10年以上・ローン残高が1,000万円以上・金利が1%以上低くなる」に当てはまると見直しのメリットがあると言われています。
保険の見直し
生命保険や医療保険、損害保険の見直しも削減効果が大きい項目です。公的な保障で賄える内容だったり、過剰な保障や重複する保険に加入していないかなどが見直しのポイントです。
携帯の見直し
以前より安くなった携帯料金ですが、まだまだ高いプランのままの人も結構います。特に4大キャリアの1社が料金プランを変更したことで、各社がユーザー獲得のキャンペーンを開催しています。このタイミングでの見直しはとてもおすすめです。
国や県の消費喚起事業
プレミアム商品券などの国や県・市が行う消費喚起事業を有効に使いましょう。
かながわペイ
10%・20%のポイントが付くお得な制度で、5月でいったん終了しましたが、第2弾が夏頃スタートする予定です。今後の情報を確認しましょう。
Go To Eat
第2弾が5月から始まりました。外食するときなどお得に活用しましょう。利用期限は8/15(月)までです。
ふるさと納税
実質2,000円でいろいろなお礼の品をもらえますので、普段買っているものをもらうようにすれば、家計の助けになります。まだ活用しない場合や寄付金の枠が余っている場合は、有効に使いましょう。
将来の為の貯金
銀行などで貯金に加え、NISAやidecoなどの税制メリットを活用しましょう。株式や投資信託はインフレに強いと言われていて、現金のみで貯金するよりリスクの分散になります。
ポイント投資
投資は不安という場合は、買い物などで溜まったポイントで投資できるポイント投資から始めるのも良いでしょう。
ライフプラン表の作成
実際にいくら節約したらいいのか分からなかったり、今は生活できているけど将来どうなるのか不安がある場合は、ライフプラン表の作成をしましょう。将来のことが明確になりますので、課題が明確になり対策を立てやすくなります。