事業承継セミナー
先週の金曜日に、事務所の会議室で、「中小企業の事業承継セミナー」を開きました。
3か月前にも、銀行主催で同じテーマで開いたのですが、内容はかなり変えました。
そもそも事業承継と言っても範囲がとても広いのです。大きくは経営の承継、支配権の
承継、資産の承継と分けられるのですが、どの会社にとってもテーマは同じであったとしても
内容は、その会社ごとに違います。
百社百様ですので、話す内容が自社に該当する場合もあればそうでない場合もあります。
言ってみれば反応がある場合もあれば、そうでない場合もあるということです。
あまり知識を講義するというのではなく、各種のデータを見せながら、事例を上げながら
自社ではどういうことが問題で、どう解決すればいいのかのヒントになればということを
中心に話をしました。
また、事業承継は進める順番があるというお話もしました。税理士は往々にして最初に
相続税対策などの税対策を勧めがちですが順番が違います。
まずは継ぎたい会社にするという経営面、次に支配権という会社法からの観点、それから
遺留分といった民法からの観点、最後に相続税対策ということです。これが逆だと、
空中分解しかねません。
いつ引退するかを考えて事業承継のカレンダーを作ることが、まず対策を進めるための
第一歩ということになります。
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