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花いっぱい運動

 今年フランスの東部、中部の田舎に行く機会がありました。ブドウ畑が延々と広がる風景や

緑に広がる田園地帯を間近に見ると、思わず心地よさを覚えました。

 途中リクヴィルという町を訪れましたが、この町はコウノトリが営巣している町でして、

あちこちでコウノトリを見ることができたのは、感激でした。

 このリクヴィルは小さな町ですが、どの家も窓には花がいっぱい咲いていまして、まるで

おとぎの国のかわいい町そのものでした。

 フランスでは、全国で1万2千の市町村で花いっぱい運動をしていまして、そのうえ表彰まで

しているとのことでした。

 リクヴィルは全国で優勝したとのことで、ゼラニウムを中心に花々が咲き誇っているさまは、

華美ではないものの、人々の心を和ませるものでした。

 フランスの市場を覘いてみると、必ず生花売り場の一帯があります。町を歩いていましても、

花束を抱えた男性を2,3人は見かけます。花の好きな国民性なのでしょう。

 またフランスでは、道路を歩いていましてもチリ一つなく、たばこの吸い殻やごみが落ちている

日本と比較して、とても残念な思いでした。

 ところが以前パリの道路を歩いていた時に、犬のふんがあちこち落ちているのには閉口しました。

一体これはどう考えればよいのでしょうか。国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、

どうも私にはよくわからないところではあります。

 

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