大相撲春場所
今場所の大相撲の取組には、目が離せません。なんといっても大関陣が強いことです。
今までは、大関とは言えない惨憺たる成績で、ふがいなかった大関が、別人かと
思えるようです。
なんといっても先場所の日本人による10年ぶりの優勝が、勢いを与えています。
その主役は優勝した琴奨菊ですが、これに目を覚ました稀勢の里が破竹の勢いです。
今場所の稀勢の里を見ていると、今までと大きく違うところが見受けられます。
まず、自分の型を作り上げてきたことです。それは強力な左手を押っ付けて相手に
圧力をかける相撲を取っていることです。自分の型を創り上げると、こんなにも強く
なるのかと、目を見張るところです。
それから、落ち着いた取り口です。今までは緊張すると目がピクピクしていました。
心の動揺が顔に出ていましたが、今は微塵もありません。
今場所の取組を見る限りでは期待したいところですが、今まで何度覆されてきたこと
でしょうか。今回は本物となってほしいところです。
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