どういう職種であれ、営業という仕事は相手が人間ですから、自社の商品やサービスを、

思った通りに売り込むことは難しいものがあります。

ところで当事務所にも、さまざまな業種の営業マンが訪れます。業種でいうと不動産、建設、

保険が、圧倒的に多いです。

毎回毎回会うのは大変ですので、初めて訪れる方には、最近は会うことはほとんどないのですが、

何かの縁や知人の紹介の時は、会わざるを得ません。

しかし押しなべて、一般の営業マンは、自分の会社と商品のアピールしかしません。「こんなに

メリットがあるのです。顧問先のためにお役に立つのですよ」といった具合です。

さらには、「この商品やサービスを販売しますと、手数料が入ります。」といった具合に

さも扱わないと損だよ、と言わんばかりです。

こちらは、販売代理店じゃあないんだよ、と言いたいところですが、言っても仕方ありません。

ところが、滅多にないのですが、商品やサービスの説明をしない営業マンに出くわすことがあります。

税理士業界の新しい動きとか、興味のあるデーターとかを説明してくれるのです。

まずお客の役に立つことを前面に出してきます。こういう営業マンだと、話を聞いてもいいなと

思うようになります。

やはり、自分のことより、相手のためになることを提供することから、営業の一歩が始まるのではと

考えられます。

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