平均給与
東京商工リサーチが、上場企業の平均年間給与を発表しました。その金額は606万円ということで、
7年前に比べて42万円増加でした。上場企業は、多くが業績好調ということを表しています。
これを業種別にみると、建設業がトップで718万円、不動産業が696万円、電気ガス業が672万円
と続いています。
反対に少なかったのは、小売業が473万円、サービス業540万円、農林・鉱業が602万円で、
ワースト3となっています。
なお、上場企業2591社の中で平均給与が一番高かったのは、M&Aアドバイザー会社のGCAで
2063万円でした。
この金額は、役員の報酬ではなく、全社員の平均ですから、とてつもない待遇です。他にM&Aの
会社は押しなべて高給与となっています。業界が高成長しているとはいえ、ため息が出る金額です。
ところで、国税庁の民間給与実態調査によると、2017年の平均給与は432万でしたから、
上場企業平均に比べて170万円の開きがあります。
中小企業との格差はいかんともしがたいところですが、逆に言うと、中小企業でも上場企業並みの
給与を出せるぐらいに成長させたいものです。