ただ今、当税理士法人では経営コンサルタントを募集しています。普通は税理士事務所は

会計や税務の専門職を募集するのですが、業務内容が異なります。

　現在日本の法人の７０％が赤字企業です。赤字法人に節税の方法を提案しても、まったく

意味がありません。

　こうした法人は、それよりも赤字の原因は何か、問題点を解決するには経営をどう改善

すればいいのか、それを教えてほしいというのが、税理士事務所への偽らざる要望であると

感じています。

　もちろん税理士事務所ですから、税務や会計については間違いがないように、しっかりと

業務を行わなければなりません。こうしたことをしっかりと行ってかつ、経営改善のお手伝いを

することが、いま求められているのです。

　経営コンサルタントといっても、船井総研やタナベ経営のようなコンサルタントをいうのでは

ありません。彼らは年間で数百万という報酬を請求します。結果が出なければ１年でおしまいです。

　

　我々が言う経営コンサルタントとは、日頃クライアントの財務状況を見ていますので、財務を

ベースとして経営のあらゆる観点から問題点を抽出し、経営者と一緒になって経営の立て直しを

図っていくものです。

　経営者に寄り添い、経営者に気づきを与え、経営コーチングとしての役割を果たしつつ、

「企業が育ち、企業が伸びる税理士法人」でありたいと願っています。

　もちろん税理士法人の社員として、税務や会計の基本は習得しておくことは必要ですが、

経営に興味があるとか、クライアントの経営を良くしてあげたい、ということに使命感を持っている

人は、経験がなくても歓迎します。

　こうした業務はMAS（Management Advisery Service)と言い、経営者に真に役立つMASを

提供できることが、これからの税理士事務所の大きな差別化になるとも考えています。

　私自身は、中小企業診断士として出発したことが、原点になっています。その後税理士となり

現在に至っていますが、まずは経営ありき、利益を上げることがあって初めて税務が活用できる

ことになるのです。

　クライアントから、私たちの提案と実行のお手伝いにより、売上が上がり、利益が出て、

「ありがとう」と言われることが、一番うれしいことです。

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