代表ブログ「松下幸之助」
今さらですが、松下幸之助の本を最近読むようになりました。
松下幸之助(以下、「幸之助」と言います)は、創業当初はお得意様を回っている従業員に、「もしお得意様から、『松下電器は何を作っているのか』、と聞かれたら、『松下電器は人を作るところです。併せて電気製品も作っております』ということを申せ」と語っていたそうです。
小学校を4年しか出ていない幸之助は、学問知識も乏しく、また病弱だったこともあり、いきおい人を使い、人に任せる姿でやってきたわけで、基本の考えなり、方針、目標は示すけれど、あとはそれぞれの人に仕事を任せて、その人の自主性においてやってもらうことをやってきたわけです。
幸之助の「人を使う、人を動かす、人を育てる、人を生かす」ことのエッセンスは、すべての経営者にとって肝に銘ずべきものではないかと、今さらですが感じる次第です。
そういえば、以前読んだことがあり本もあったはずだがと、本棚を整理していたら、数冊出てきました。私の本を読む特徴である、線も引いていました。
今、パーパス経営とか人的資本経営とか言われていますが、この原理となるものが、幸之助が著した書籍にあるのではと思う次第です。