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骨太の生き方

 先日、風邪を引いたのか熱が出て、ベッドで横になる時間が多く、無聊を慰めるため

本を読んでいました。

 夢枕獏の『エベレストー神々の山嶺ー』に始まり、ルバング島から戦後30年経ってで帰還した

小野田寛郎の『たった一人の30年戦争』、それから『スティーブ・ジョブズ』の伝記本と、

読みふけりました。

 小説も含め、いずれも主人公は、人生を色濃く生き抜いてきたのが、共通するところです。

小野田氏は、日本に帰還したのが52歳ですから、91歳で亡くなるまで限られた時間しか

なかったわけです。

 ジョブズは、以前よりガンにかかっており、自分でも長生きはできないと自覚しており、

56歳の短い人生を、超特急で走り抜けたのです。

 いずれにしても彼らは、骨太の生き方をしたことには違いがありません。羨ましいと思う反面、

平凡な我が身に置き換えると、とてもこんな人生は歩めそうにありません。なんといっても周りも

嵐に巻き込まれます。

 平凡を非凡にするぐらいの生き方もいいのでは、と思うところです。人それぞれ、自分に合った、

自分を活かす生き方を歩めばいいのかもしれません。

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