青春の門
『青春の門』と言えば、もちろん五木寛之の大河小説で有名です。私は最近、続編が出ている
ということを、雑誌か何かで目にしました。
アマゾンで調べてみると、確かに出版されているのです。昔夢中になって読みふけったことを
思い出し、早速購入しました。
『青春の門第8部 風雲編』を手に取って読み始めたところ、どうも話がつながってきません。
以前読んでいた内容は、ほとんど忘れていたのですが、それにしてもしっくりきません。
そこでもう一度調べたところ、私が読んでいたのは第6部までで、実は第7部があったのです。
そういうわけで、『第7部挑戦編』も購入して読み始めたところです。
第1部から第6部は、1969年から1980年にかけて出版されています。この6部作が一般的に
『青春の門』と言われているものです。
第7部は13年後に1993年に出版され、第8部はそれから23年後に2016年に出版されていた
ことが分かりました。
さらに驚くことに、第9部が週刊誌で2017年より『新・青春の門』として掲載が始まっている
のでした。
作者はすでに現在84歳です。古寺巡礼などで知られるように、枯淡の境地に達していると感じて
いたのですが、この年齢にかかわらず青春物を著わすことは、いつまでも若い血を持ち続けている
証拠だと思うのです。
以前の6部作を思い出しつつ、読み続けたいと思っています。しばらくは、読む楽しみが味わえますが、
夜更かしにならないように要注意です。