第4の波
以前、アルビン・トフラーの書いた『第3の波』という本がベストセラーになりました。
第1の波は、農業革命、第2の波は産業革命、第3の波はITを始めとした情報革命ということです。
ここまでITが進化した現在、次に訪れる波は何だろう、ということになります。ダニエル・ピンク
という人が書いた本で、「ハイコンセプト・ハイタッチ」という言葉がありました。
ITの活用で、誰もができるような業務を提供することは、必然価格競争に巻き込まれてしまいます。
人件費の低いアウトソーシングを活用する業務も、仕組みづくりができなければ、薄利多売どころか
かえって赤字になりかねません。
これからは、いかに付加価値をもたらす業務サービスを提供できるかが、企業の生きるキーポイント
だと考えざるを得ません。
また、サービスを受ける企業や顧客にとって、共感を感じ、喜びを感じるような感性もこれからは、
ますます要求されるでしょう。
ハイコンセプトやハイタッチは、こういうことを言うものだと、自分で解釈しました。価格競争に
巻き込まれず、独自性を持つ商品やサービスを提供できることが、高収益に繋がるものだと考えます。
いずれにしても、企業は一層厳しい経営努力が要求されることになります。そういう意味で
第4の波が訪れていると言ってもいいのかもしれません。
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