私の考える合気道の極意 その45
ニュートラル
合気道の稽古をしていて、相手を楽に投げることが出来るときと、そうでないとき
があります。ユーチューブで高段者の技を見ていても、楽に倒していることが良く
見受けられます。
これは言葉で言うとなると、相手の懐に入るとか、虚の位置に入るとか、いってみれば、
相手が力を発揮できないことを指すものだと解釈されます。
これは、もう存命ではないですが、九州の有名な合気道家が、相手が手を取りに来た時に
「入った」と言って、簡単に相手を投げ飛ばしていたことと同じではないかと思うのです。
入り身で入るのではなく、言ってみれば無防備に相手の正面に向かうことから生まれる技だと
考えられます。
どうも奥深くて体得は大変ですが、合気道の面白さの一つであることには違いはありません。
凡人ながら稽古に励むばかりです。