私の考える合気道の極意 その44
滞りがない
つい最近、師範の動きを見ていて感じたことがあります。それは、体の動きに
滞りがないことです。
どんな技をしていても、動きが滑らかなのです。一点に留まることなく、動きが
流れるようなのです。
身体のあらゆる部位に、偏った力の配分が全くないのです。言い換えると、動いている身体に
滞りがないということです。
身体に滞りがないということは、身体の各部位においても、同じことが言えるのではないかと
感じたのです。
つまり、身体に故障がないことはもちろん、病気にも掛からないのではということです。
ということは、長生きにも通ずることになります。
弟子よりもはるかに長生きすることになるのではないかと、技を見ていて、ふと感じた次第です。