私の考える合気道の極意 その43
空気を変える
最近、段々と合気道が難しく感じられてきました。師範の動きを見ていると、もう相手を
触ることすらありません。
師範の技が進化しすぎて、私も含め弟子たちも同じように触れない技をするのですが、
なかなかうまくいきません。見て理解しても、自分でするのとでは、格段の違いがあります。
いったい、この違いは何だろう?といつも考えるのですが、まだ解決出来ていません。
ただ言えることは、師範の動きから見て感じることは、相手との空気を変えているように
見えることです。
相手を包む空気を変えるようなふわっとした動き、相手との空気を剣で切るような動き、
相手との空気にすっと入る動き、等々空気を変えるにもいくつもの種類があります。
何せ相手の体に触れないのですから、体が感じ取れません。したがって体感できないのです。
本当に見えない世界の技ですから、もどかしいものです。
私自身毎週1回は、師範の道場に行くようにしており、いずれ体得できるものかわかりませんが、
精進をするばかりです。
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