この9月に、マネジメント社から『社長のためのSDGs実践経営』を発刊しました。税理士、社会保険労務士、SDGsコンサルタントの3者の共著によるものです。

SDGsに関する書籍は多く出版されましたが、どうも今一つ自分はどうすればいいのか、企業としてどうすればいいのかが、よくわかりませんでした。

そこで中小企業の経営者に絞って、SDGsを実践するための教科書的なものにしようと3者で話し合い著書にしたものです。

しかしながら、一般論はさることながら、具体的に進める方法論なるものを形にすることにとても悪戦苦闘しました。『SDGsコンパス』という大企業向けの資料はありましたが、中小企業向けにいかにかみ砕くかに苦戦し、一時は諦めようかとも思いました。

しかしながら出版社も決まり、各人の章立ても決まり、もう後には引き返せず、やるしかないと前に進むしかありませんでした。そういうわけでこの本は力作といっていいものでしょう。

以前横浜市大の教授のオンラインセミナーを受講した折の資料を一部了解のもと、書籍に取り上げまして、発行された書籍を送らせていただきました。

さっそく教授から、「体系的ですがわかりやすく、丁寧に解説されているので、体系の重さやとっつきにくさ感じなくて済む良書です。授業が始まりましたら学生にも紹介し、周りの中小企業の経営層にも勧めたいと存じます」というとてもありがたいお葉書をいただきました。

書いた苦労が報われた思いです。一時はアマゾンの「環境ビジネス」分野で3位にも入りました。これからもSDGsの啓発啓蒙のために案内をしていきたいと思っています。