代表ブログ「石原家の相続」
2月に石原慎太郎さんが亡くなりましたが、石原家には4兄弟がいることは良く知られているところです。
ところが著名人である石原さんには他に婚外子がいたことから、相続ではゴタゴタガあると予想する声がありました。
石原さんは、東京都知事に初当選した1999年に銀座ホステスとの間に20歳前後の婚外子がいることが、メディアで報じられました。今は40歳前後になるとみられます。
しかし、記者会見で婚外子の存在を認めたうえで、「男としての責任を取るために5年前に認知した」と言っていました。
おそらく家族も了解したうえで、相続を迎えたことになるのでしょう。現にトラブルに発展したという話は聞こえてきません。遺言書があったかどうかは定かではありませんが、あとは財産の配分面をめぐる協議となるものと思われます。
実は私も以前相続税申告を受けたときに、戸籍謄本を入手した際に婚外子の存在を発見したことがありました。配偶者の方にその旨お話したとき、取り乱すこともなく淡々と受け入れてくれました。
私の方で婚外子に連絡を取り面談し、相応の金額で納得していただき、遺産分割協議書に押印していただき、無事に相続税の申告書を提出することができました。
往々にして婚外子の存在は揉めることが多いのですが、石原さんの相続も相続人どうしの納得があれば円満に解決するものと思われます。