代表ブログ「相撲の白鵬解説」
昨日、大相撲11月場所で白鵬の引退後初めての解説を聞きました。
まだ髷を結っていますが、それだけ新鮮味がありました。
さすが48回の優勝を重ねてきた大横綱でしたから、解説する言葉も味がありました。
大栄翔が、突き落としで負けてしまいましたが、「足の指だけで攻めているから、簡単に突き落としになってしまう」とか、正代は「膝が伸びて相撲が取れることは、腰がかなり強いということ。普通は膝が伸びていると力が出ない」などです。
また、「体が硬い人は一旦食い止めれば、あとは楽になるが、体の柔らかい人は、土俵際で逆転があるので、慎重さが必要。朝青龍関はそういうタイプだった」
などの発言もあり、本当に相撲を真剣に研究していたことが窺われるものでした。
現役時の土俵上での振る舞いは、眉を顰めることも多い白鵬でしたが、さすが第一人者としての自負と実力、そして不断の研究と努力は、今の力士には欠けているものではないかと思われました。