代表ブログ「日本電産の成長」
日本電産(株)という会社があります。社長は永守重信という人ですが、私の従来からのイメージは、「モーターの新興の会社で、M&Aを繰り返して無理矢理大きくなった会社」というものでした。
永守氏の著書を読んでみて、この会社がとてつもなく成長した理由がよくわかりました。
まず、永守氏が1年中休みなく働く人であることです。
正確に言えば、元旦の午前中しか休まないということです。
土日祭日は、海外幹部との連絡指示で潰れてしまうことが大きな要因です。
著書では『情熱・熱意・執念の経営』副題は、「すぐやる・必ずやる・出来るまでやる」ですから、人となりは推測できると思います。
1973年の会社創業時に、3人の社員を前にして1時間40分こう言ったそうです。
「10年後には売上高1千億円、20年後は自社ビル、30年後は売上高1兆円」とぶち上げました。
現実にその通りとなり、26年後に前倒しで売上高1兆円を達成しました。
動くものとモーターに特化した事業戦略は、得意PC内のモーターやEVの駆動装置の流れの中で、ますます成長を加速させそうです。
私は永守氏を決して批判や非難をするのではありません。羨むにも桁が違いすぎます。
ここまで仕事をやり抜くことが出来る経営者であることに畏敬の念をすら覚えます。
あとはスーパー経営者の後継者がいるのかどうかが、僭越ですが杞憂ではあります。
永守氏の著書はいくつか出ています。最近では『成し遂げる力』が出ています。
一度読んでみることをお薦めします。