ノーベル賞
今年は日本人が2人、ノーベル賞を受賞しました。これは日本人として、とても名誉ある
ことだと思います。
今年現在、受賞者数は24人を数え、世界では5番目の受賞者数、特に自然科学部門では
21世紀以降アメリカに次いで2番目です。
これは日本人ならではの頭脳の優秀性、こだわりを持って突き詰めて追及していく姿勢と、
あきらめない努力の継続がもたらしたものだと思われます。
ところが、人文科学部門では文学賞が2名、平和賞が1名と、3人を数えるにすぎません。
ましてや経済学賞は、受賞者がいません。
私は経済学賞の受賞者がいないことを、とても残念に思っています。ノーベル経済学賞は
アメリカが圧倒的に多く、次いでイギリスなどの欧米諸国に限られています。
アメリカの学者からの経済理論は日本に紹介されていますが、日本発の経済理論は、
聞いたことはありません。
ぜひ日本から斬新的な経済理論が産まれることを、期待しています。日本人がノーベル
経済学賞を受賞して初めて、日本が真の意味で世界をリードする一流国になった、
ということになるのではないでしょうか。
ノーベル賞ノーベル賞