チリから帰国
ようやくチリから帰国しました。日本からチリへ行くのは、直行便がなく、
アメリカ経由となるのが普通のようです。
成田からニューヨークへ13時間、NY空港で10時間の待ち時間があり、
NYからチリの首都サンチアゴへ10時間半、都合34時間かかりました。
これは本当に長すぎます。帰りはNYでの待ち時間が3時間でしたが、NY
から成田へは偏西風の影響で14時間半、それでも30時間ほどはかかりました。
私にとっての初めての南米でしたが、チリへは合気道の普及指導のため、師範と
同行しました。すでに顔見知りの人もいましたので、ごく自然に現地に溶け込むことが
できました。
師範は現地でのセミナーの指導を終えた後、オーストラリアに向かいましたので、
その後の数日間は、私が指導に当たりました。
彼らはとてもフレンドリーで親切で、暖かさを感じました。日本人と共通するものが
あるように思われました。
ただ、その日会ったときと帰るときに、お互いがハグしあう挨拶は最初は恥ずかしかった
のですが、そのうち慣れてきました。
彼らはとてもスキンシップをごく自然にしており、これは夫婦同士でも人前で当たり前の
ようにしています。
2組の夫婦が挨拶するときも、お互いに相手を変えてハグします。これは日本では絶対に
ありえないことです。もし日本でそうすると、問題になること請け合いです。
国が違えば文化の違いは歴然と存在します。そこが国民性の違いとして現われるわけです。
海に囲まれた日本で培われた独自文化は、他の国と触れ合うことで広い視野を持てるように
なるのでは、と思いました。
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