クラウド会計の進化
最近のクラウド会計の進化は目を見張るほどです。つい最近まで、会計ソフトは専用機か、
ソフトのパックを購入してインストールして使う時代でした。
その後、クラウド会計が進展し、ソフトはネットを通して購入し、自分で入力するか、
会計事務所に入力を依頼する流れが出てきました。
ところが最近は、マネーフォワードやフリーといった先端を走るソフトが勢いを増してきました。
簿記の知識がなくても、ネットバンキングなどのデータから自動仕訳して勘定科目を設定して
くれるようになりました。
また、領収書やレシート、預金通帳をスキャナーで読み取って、自動仕訳できるものも
現れました。
もう経理の入力に、時間と手間をかけることも、専門知識もそれほど必要にならなくなってきたのです。
これは会計事務所業界にとっては、存立基盤を根底から揺るがしかねないことを意味します。
大げさに言うと、ダーウインの進化論です。環境の変化に対応できるものしか生き残れないのです。
こうした時代をいかに乗り越えられるか、厳しい時代に入ったことを痛感しています。
新しい感性と実行力を持つ若い人材が活躍する時代になったといえます。